誘われるのが嫌で敬遠していたゴルフを始めるから記録に残していく話③
気温、32度。
今年1番暑いと思われるこの快晴の日に、僕は扇風機の生ぬるい風にあたりながらゴルフボールを打っていた。
せめて友人たちとホールを回れるくらいになれるよう、ひたすらに打ちまくることが僕のやるべきことだ。
たとえ血豆ができ、それが裂けて痛い思いをしたとしても…。
時は少しだけ遡る。
今日の僕はお休みなので、以前からゴルフをともに始めた年下友人1人と打ちっ放しの練習をしに行く予定を立てていた。
今日の練習場は僕の住まいから車を15分くらい走らせたところにある。調べてみると意外と近くにあるもんだな?
ナビのままに運転し、少し浮世離れした田舎道を通り抜けたその先に練習場はあった。
ドライバー類は僕の年下友人(めんどくさいからこれ以降Y君としよう)が持っているんだが
「重いんんで勘弁してもらっていいスか??」
って言ってきたので許してあげた。
彼が道具、僕が車の役割だったことはこの際どうだっていい。僕らのレベルであれば球が打てればそれでいいのだ。
受付の方に話を聞いてお金を払う。
14時半くらいに行ったからか店員さんが
「1日打ち放題のプランしかないんですけどいいですか?」
と聞いてくる。もちろん構わない。
そんなことは気にならないほどの1000円ちょっとという親切価格なのである!!
僕ってもしかしてゴルフを練習する上で物凄い恵まれた環境にいるのでは?と思うほどだ。
事前に調べていたとはいえ感動しながら受付を済ませてレンタル用のドライバーを選び始める。手に取ったのはもちろん1番である。あと疲れた時用に7番を持って行った。
平日の真昼間からゴルフをする…。最高だ!!
意気揚々と一打目。
「ビュオオオォォォォん!!」
「この前より上達してるうううう!!(超フェードかかってる)」
何をやるにしてもやり始めというのはとても楽しい。この頃の純粋な楽しい気持ちをいつまでも忘れずにいたいものだ。
最高に暑い中、最高の気分で僕は練習を始めた。